「ファミリークリーニング」という名前が、昔はちょっと恥ずかしかった――でも今、誇りです。

実は私は、ずっと「ファミリークリーニング」という名前が嫌いでした。
ありふれてるし、正直ちょっと“ださい”と思っていたからです。

でも時が経ち、自分が親になった今。
この名前の本当の意味を知ったとき、私は少し泣きそうになりました。

■ 中学生の私が、車の中で言った一言

昔、父が運転する車の中で、ふと口にしたんです。

「この名前、変えたほうがいいって。今どき“ファミリー”って…」

中学生らしい、反抗的でちょっと生意気な提案だったと思います。

でも、父は前を見たまま静かにこう返しました。

「戦争で、すべてを失った。中学のころから働かんといけんかった。
それでも、クリーニングで家族を幸せにしたいと思った。
その思いだけで、この名前をつけたんだ。――だから変えない。」

その時の私は、まだその言葉の重みを理解していませんでした。


■ 私が父となり、気づいたこと

そして時が過ぎ、私も父になりました。
日々の暮らしの中で、ようやく分かったんです。

“ファミリークリーニング”という名前には、使命が込められていた。


■ クリーニングができること

私たちはただ服をキレイにするだけではありません。

・季節ごとの衣替えで、暮らしを整える

・洗濯の手間を減らし、家族との時間を増やす

・お気に入りの服を長く大切に使えるようにし、家計を助ける

そんなふうに、目に見えない形で、誰かの“暮らし”や“心”を支えてきたのです。


■ 「家族を幸せにする」――それは今も続く約束

父が語った「家族を幸せにしたい」という言葉は、
決して自分の家庭だけの話じゃありませんでした。

地域で暮らす誰かの“家族”を、
その笑顔と安心を支えること――それが「ファミリークリーニング」の使命。

 

私は今、「ファミリークリーニング」という名前が、心から誇らしいです。

私たちのクリーニングは、
衣類を通して、暮らしを整え、時間を生み出し、お財布にもやさしい。

これからもその約束を胸に、父の思いとともに歩んでいきます。

◆ファミリークリーニングは1970年創業。
創業者の「一軒一軒に寄り添うことが、町の幸せにつながる」という想いを、今も大切にしています。

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