服の美しさを守るには?洗剤よりも大切な“扱い方の美学”をプロが解説【11月13日・うるしの日】

クリーニングブログ

11月13日は「うるしの日」。漆の器が使い込むほど艶を増すように、洋服にも“美しさを守る扱い方”があります。

クリーニング店として日々多くの衣類に触れる中で思うのは、服の美しさは洗剤よりも「扱い方」で決まるということ。

この記事では、洗濯のプロが「落とす」よりも「守る」ための方法を詳しく解説していきます。

美しさ①:ライン(形)を守る

服の印象を最も左右するのは“シルエット”。実はこれ、洗剤ではなく、日々の扱い方で大きく変わります。

● ハンガー選びが寿命を左右する

  • 肩幅が合っていないハンガーは型崩れの原因。
  • 数週間で「肩のポコッ」ができてしまうことも。
  • ジャケットは肩の丸みに沿う立体的なハンガーを。

● 干し方は“重力を味方にする”

  • 前立てを整えると自然にシワが伸びる。
  • 前ボタンを1つ留めるだけで型崩れを防げる。
  • 肩の高さを揃えると、仕上がりが見違える。

美しさ②:ツヤ(光沢)を守る

服の美しさは、光がどのように繊維に反射するかで決まります。ツヤを守るためには“光の扱い方”が重要です。

● 直射日光は光沢を奪う

  • 紫外線は繊維を乾燥させ、黒・ネイビーは特にくすむ。
  • 陰干しが最も安全でツヤを保つ方法。

● スチームは“立体を起こす”作業

  • スチームで繊維がふっくらと立ち上がる。
  • 光を拾いやすくなり、自然なツヤが戻る。
  • シワ取りよりも「立体感の復活」が目的。

美しさ③:休ませ方で風合いが変わる

洋服にも“休ませる時間”が必要です。特にニットやシャツは扱い方一つで風合いが大きく変わります。

● ニットは畳むことで長持ち

  • ハンガー保管は重力で肩が落ちやすい。
  • 畳むことで繊維が落ち着き、毛並みが整う。

● シャツは畳み方で“朝の印象”が変わる

  • 前立てを揃える。
  • 袖を中に入れてシワを防ぐ。
  • そのひと手間で着用時の美しさが全く違う。

扱い方の美学こそ、服の美しさを決める

クリーニングの現場で実感するのは、美しさは日々の“扱い方の積み重ね”ということ。

洗い方より、干し方、畳み方、ハンガーの選び方。そこにこそ、服を長持ちさせる本質があります。

漆の艶が育つように、洋服の美しさも丁寧な扱いで育てることができます。

まとめ

ポイント内容
形を守るハンガー選び・干し方の調整
ツヤを守る陰干し・スチームで立体感を戻す
風合いを守る畳む習慣を取り入れる

服を大切に扱うことは、暮らしを大切にすること。

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