ニットは毎回洗うべき?プロが教える「正解」の洗濯頻度と長持ちケア術

愛するなら、「洗わない」選択を クリーニングブログ

こんにちは! 北九州市小倉南区で「ファミリークリーニング」を営んでおります、二代目店主の神林です。

まだまだ寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 この時期、お店のカウンターでお客様から最もよく聞かれる質問の一つがこれです。

「ニットやセーターって、着るたびに洗ったほうがいいんですか?」

几帳面な方ほど、「一度袖を通したものは洗わないと気持ち悪い」と思われるかもしれません。 しかし、クリーニングのプロとしての答えは…

「愛しているなら、毎回は洗わないでください」

です。 少し驚かれるかもしれませんが、今日はその理由と、お気に入りのニットを10年着るための「プロの知恵」をお話しします。


衝撃の事実!「洗いすぎ」が寿命を縮める

結論から申し上げますと、ニットの洗濯頻度の正解は**「2〜3回着たら洗う」**くらいがベストです。

なぜ毎回洗ってはいけないのでしょうか? その最大の理由は、ニット(特にウールなどの動物繊維)が**「水」と「摩擦」に非常に弱いから**です。

洗うたびに繊維同士が擦れ合い、水を含んで膨張・収縮を繰り返すことで、以下のトラブルが起きやすくなります。

  • 毛玉(ピリング)ができる
  • フェルト化して縮む
  • ふんわりとした風合いがなくなる
  • 型崩れする

人間関係と同じで、構いすぎ(洗いすぎ)はお互いのためになりません。 適度な距離感を保つことが、ニットと長く付き合うコツなのです。


今日からできる!洗わない日の「休息ケア」

着用後はハンガーにかけて、風通しの良い場所で湿気を飛ばしてあげましょう。

「じゃあ、着た後にそのままクローゼットに戻していいの?」 というと、それもNGです。

私たちは冬場でも意外と汗をかいていますし、ニットは外気中の湿気も含んでいます。 そのままタンスやクローゼットにしまい込むと、カビやニオイの原因になります。

洗わない日は、以下の**「休息ケア」**を行ってください。

  1. 脱いだらすぐにハンガーにかける
  2. 風通しの良い日陰に干す(一晩ほど)
  3. ブラッシングする(余裕があれば)

これだけで、繊維に含まれた湿気が飛び、羊毛が本来持っている「呼吸する力」でリフレッシュされます。 「洗う」代わりに「休ませる」。これを意識してみてください。


それでも「すぐに洗うべき」3つの例外

基本は「2〜3回に1回」ですが、例外もあります。 以下の場合は、回数に関係なく**「即・洗濯(またはクリーニング)」**が必要です。

1. 食べこぼし・シミがついた時

時間が経てば経つほど、汚れは酸化して落ちなくなります。「ちょっとついただけだから」と放置するのは命取りです。

2. 焼肉や居酒屋に行った日

油を含んだ煙やタバコのニオイは、繊維の奥まで染み込みます。これらは風通しだけでは取れないことが多いので、早めに洗いましょう。

3. ハイネックでファンデーションがついた時

襟元のメイク汚れは、皮脂を含んでいるため頑固です。部分洗いか、プロにお任せください。


見えない敵「汗」と「虫食い」に注意

見た目は綺麗でも、繊維の奥には汗や皮脂が…。これが虫食いの原因になります。

最後に、一番怖い話をします。 「汚れていないから」といって、洗わずにシーズンオフの保管に入ることです。

ウールなどの動物繊維は、吸湿性が高いため、目に見えなくても**「汗」をたっぷり吸い込んでいます。 そして、衣類を食べる虫(カツオブシムシなど)は、ウールそのものも好きですが、「汗や皮脂汚れがついたウール」が大好物**なのです。

「去年は綺麗だったのに、久しぶりに出したら虫食いの穴が…!」 という悲劇の多くは、見えない汗汚れが原因です。


まとめ:普段は優しく、最後はプロへ

お気に入りのニットを長く着るためのポイントをまとめます。

  1. 普段は毎回洗わず、2〜3回着たら洗う
  2. 着た後は風通しをして「湿気」を飛ばす
  3. 汚れやニオイがついたら即洗う
  4. 衣替え(保管)の前には、必ず「しまい洗い」をする

普段のケアはご家庭で優しく。 そして、シーズン終わりの「しまい洗い」や、高級な素材(カシミヤなど)、頑固なシミがついた時は、ぜひ私たちプロを頼ってください。

ファミリークリーニングでは、素材に合わせた洗浄方法で、見えない汚れまでスッキリ落とし、来年も気持ちよく着られる状態に仕上げます。

「これ、家で洗っていいのかな?」 そんな迷うお洋服があれば、お買い物のついでに小倉南区の店舗へお持ちください。 プロの目で診断させていただきます!

(文:ファミリークリーニング 二代目店主 神林)

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