【家計・暮らし目線】銀行の儲けが増える時、私たちの生活はどうなる?

洗濯コラム

三菱UFJ・三井住友・みずほの決算から見えたもの【2025年8月】

2025年8月4日、三菱UFJ・三井住友・みずほの「メガバンク3行」が発表した決算で、いずれも今年度の利益が過去最高になる見通しが示されました。

「銀行が儲かる」というニュースを見て
「それが私たちの暮らしと何の関係があるの?」
と思う方も多いと思います。

地域密着クリーニング屋として、日々お客様と接する中で感じる
「家計のリアル」と「企業の儲け」の関係を、今回はお話しします。


🏦 銀行はなぜ儲かってるの?ざっくり解説

銀行の主な収益源は「利ざや」。
つまり、企業や個人にお金を貸して、その利息の差で儲けています。

最近は金利が上がってきたことで
→ 貸し出す側としては儲けやすくなった
→ 銀行にとっては追い風

という構図です。

三菱UFJ:最終利益 2兆円見込み
三井住友:1兆3000億円
みずほ:1兆200億円
いずれも「過去最高」ってすごい話です。


💡 でも、生活者にとっては「じわじわ重たい」現実

たとえばこういう変化、最近ありませんか?

  • クレジットの分割手数料が微妙に上がってる
  • ローン審査がやや厳しく感じる
  • 預金の金利は上がらないのに、支払い側の金利だけ上がる

銀行が儲けるということは、お金を借りる側には逆風という一面もあります。

家計にとっては「固定費が上がる方向性」がじわじわ進んでる感じ。


🧺 現場で見える変化|クリーニング屋の視点から

ファミリークリーニングでもこういう声が増えてます:

  • 「今月は水道代も電気代も上がったから…」とお直しだけにする
  • 「制服だけお願い」と、点数を絞る
  • 宅配では「送料込価格」への反応が敏感に

つまり、現金がすぐ出ていく支出にはみんな慎重なんです。

それでもご来店くださるお客様には、
“きちんとした身だしなみ”を守ろうとする気持ちが伝わってきます。


🧭 銀行株が上がる時こそ「暮らし方の見直し」も一緒に

銀行が儲けて株価が上がる時、投資する側はメリットも得られます。
でもその一方で、家計や小商いにはプレッシャーもかかってくる。

クリーニング屋として言えるのは、
暮らしの質は、値段だけで測れるもんじゃないってこと。

服を大事にする。手入れをする。直して使う。
そうした姿勢が、これからの“お金の使い方”のヒントになるかもしれません。


【締め】


三菱UFJも三井住友も、利益は右肩上がり。
でも、私たちの暮らしは“価格と価値のバランス”を見極めるフェーズに入ってきました。

クリーニング屋だからこそ言える、生活のリアル。
お金の流れを知ることが、家計を守る第一歩です。

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