「冬物をコンパクトに収納したい…」そう思って圧縮袋を使っていませんか?実は、ダウンジャケットを圧縮袋で保管するのは絶対NG! 一度潰れた羽毛は元に戻らず、保温性も失われてしまいます。この記事では、ダウンを傷めない正しい収納方法と、圧縮してはいけない素材を徹底解説します。
なぜダウンは圧縮してはいけないのか?

❶ 羽毛の構造が壊れる
ダウン(羽毛)は、細かい繊維が絡み合って空気を含むことで保温性を発揮します。圧縮袋で強く潰すと:
- 羽軸(うじく)が折れる:フェザー(羽根)の芯が折れて元に戻らない
- ダウンボールが潰れる:ふわふわの球状構造が崩れる
- 繊維が絡まる:復元力が失われ、ふんわり感が戻らない
❷ 保温性が大幅に低下
羽毛が潰れると空気の層が失われ、本来の保温力が50〜70%まで低下することも。高級ダウンでも一度壊れた羽毛は元に戻りません。
❸ 生地に穴が開く・羽毛が飛び出す
圧縮で羽毛が密集すると、折れた羽軸が生地を内側から突き破り、羽毛が吹き出してしまう可能性があります。
❹ カビや湿気のリスク増大
圧縮袋内は密閉状態のため、湿気がこもりやすくカビの温床に。特にクリーニング後のダウンは水分が残っている場合があり要注意。
❌ 圧縮してはいけない素材4選

ダウン以外にも、圧縮袋NGの素材があります。
| 素材 | 圧縮NGの理由 | 代替収納方法 |
|---|---|---|
| ダウン・羽毛 | 羽毛の構造が壊れ、保温性が失われる | ハンガー吊るし+不織布カバー |
| ウール・カシミヤ | 繊維が絡まり、縮む・風合いが損なわれる | たたんで通気性ケースに平置き |
| レザー(革) | 圧縮でシワ・ひび割れ・型崩れが発生 | ハンガー吊るし+専用カバー |
| シルク | デリケートな繊維が傷み、光沢が失われる | 平置き+酸性紙で包む |
その他のNG素材:
- ファー・ボア(風合いが完全に潰れる)
- 刺繍やビーズ付き衣類(装飾が壊れる)
- スーツ・ワイシャツ(戻らないシワが付く)
✅ ダウンの正しい収納方法【5ステップ】

STEP1:収納前に必ず洗濯またはクリーニング
収納前の洗濯・クリーニングは必須! 汗や皮脂汚れが残っていると:
- カビや悪臭の原因に
- 虫食いのリスク増大
- 黄ばみ・変色が進行
自宅洗濯のポイント:
- 中性洗剤(これだけ洗剤など)を使用
- 完全に乾かす(生乾きは厳禁)
- ダウンを家で洗う完全マニュアルを参照
クリーニング後の注意点:
- ビニールカバーは必ず外す(湿気がこもる)
- 1〜2日陰干しして湿気を飛ばす
STEP2:太めのハンガーに吊るす(推奨)
ダウンは基本的にハンガー収納が理想です。
ハンガー選びのポイント
- 太めのハンガーを使う(針金ハンガーは型崩れの原因)
- 肩幅に合ったサイズを選ぶ
- 滑り止め付きがベスト
ハンガー収納のメリット
✅ 羽毛が潰れず、ふんわり感を保てる
✅ シワが付かない
✅ 次のシーズンもすぐ使える
STEP3:不織布カバーをかける
通気性の良い不織布カバーをかけて保管しましょう。
不織布カバーの効果
- ✅ ホコリや汚れを防ぐ
- ✅ 湿気を逃がす(カビ予防)
- ✅ 紫外線カット(色あせ防止)
NGなカバー
- ❌ ビニールカバー(湿気がこもる)
- ❌ 密閉型の布カバー(通気性が悪い)
おすすめ購入先:
- 100円ショップ(ダイソー、セリア)
- ホームセンター
- Amazon・楽天(まとめ買いがお得)
STEP4:風通しの良い場所で保管
理想的な保管場所
✅ クローゼット(直射日光が当たらない)
✅ 押入れ(定期的に換気する)
✅ 温度・湿度が安定している場所
避けるべき場所
❌ 湿気の多い場所(脱衣所、床下収納)
❌ 直射日光が当たる場所(色あせ・劣化)
❌ 暖房器具の近く(羽毛が劣化)
STEP5:湿気・虫食い対策を万全に
湿気対策
- 除湿剤をクローゼット内に設置
- 定期的な換気(月1回、クローゼットを開けて空気を入れ替える)
- エアコンの除湿機能を活用
虫食い対策
- 防虫剤を使用(ダウンの上に置く)
- ウール混のダウンは特に注意
- 無臭タイプがおすすめ(匂い移り防止)
カビ対策
- 完全に乾いた状態で収納
- クローゼットを詰め込みすぎない(空気の通り道を確保)
- 年1回、シーズン前に陰干し
📦 たたんで収納する場合の注意点
スペースの都合でどうしてもたたむ場合:
たたみ方
- 薄手のダウン:襟から裾に向かって丸める
- 厚手のダウン:裾から襟に向かってたたむ
- ファスナーは閉める、フードは外す
収納方法
- 通気性の良いケース(不織布製)に入れる
- 詰め込みすぎない(ゆとりを持たせる)
- 重いものを上に乗せない
注意点
⚠️ たたんで保管すると、ある程度のボリュームダウンは避けられません
⚠️ 次シーズンに使う前に、乾燥機+テニスボールで復活させる
🆚 圧縮袋 vs 正しい収納方法【比較表】
| 項目 | 圧縮袋 | 正しい収納(ハンガー+不織布) |
|---|---|---|
| 収納スペース | ◎ 大幅に削減 | △ スペース必要 |
| 羽毛の状態 | ✕ 壊れる・復元困難 | ◎ ふんわり保持 |
| 保温性 | ✕ 50〜70%低下 | ◎ 維持される |
| 湿気対策 | ✕ こもりやすい | ◎ 通気性良好 |
| 次シーズン | ✕ 復活作業必須 | ◎ すぐ使える |
| 高級ダウン | ✕✕ 絶対NG | ◎ 推奨 |
| コスト | ○ 圧縮袋代のみ | ○ カバー代のみ |
結論:短期的にはスペース削減できても、長期的にはダウンの寿命を縮める圧縮袋は避けるべき。
🚨 やってしまいがちなNG収納
以下は意外とやってしまいがちな失敗例です:
❌ クリーニングのビニールカバーのまま収納
→ 湿気がこもりカビの原因に
❌ 段ボール箱に入れる
→ 通気性が悪く、虫が発生しやすい
❌ 押入れの奥に詰め込む
→ 湿気がこもり、取り出しにくい
❌ 直射日光が当たる場所に吊るす
→ 色あせ・生地の劣化
❌ 防虫剤なしでウール混ダウンを保管
→ 虫食いのリスク大
よくある質問 Q&A
Q1. 旅行の時だけ圧縮袋を使うのはOK?
A. 短期間(数日〜1週間程度)ならOK。ただし目的地に着いたらすぐに取り出し、振ってほぐしましょう。長期保管は避けてください。
Q2. ユニクロのウルトラライトダウンも圧縮NG?
A. 薄手なので圧縮ダメージは少ないですが、長期保管は避けるべき。旅行時のみの使用にとどめましょう。
Q3. 一度圧縮してしまったダウンは復活できますか?
A. 乾燥機+テニスボールで30分×2〜3セット試してみてください。完全には戻らなくても、ある程度の復活は可能です。詳しくはダウン復活テクニック記事をご覧ください。
Q4. 不織布カバーがない場合、代用品はありますか?
A. 通気性の良い綿の布や、古いシーツでも代用可能。ただし不織布の方がホコリ防止効果は高いです。
Q5. クローゼットが湿気っぽい…どうすれば?
A. 除湿剤+定期的な換気が基本。扇風機でクローゼット内に風を送る、除湿機を使うのも効果的です。
まとめ
ダウンジャケットの正しい収納方法をおさらいします:
✅ 圧縮袋は絶対NG(羽毛が壊れ、保温性が失われる)
✅ ハンガー吊るし+不織布カバーが理想
✅ たたむ場合も通気性ケースで優しく保管
✅ 湿気・虫食い対策を万全に
✅ クリーニング後のビニールは外す
✅ 完全に乾かしてから収納
圧縮袋NGの素材:
- ダウン・羽毛
- ウール・カシミヤ
- レザー(革)
- シルク
「スペースがないから…」と圧縮袋を使いたくなる気持ちはわかりますが、お気に入りのダウンを長く愛用するためには正しい収納が必須です。今年の衣替えから、ぜひこの方法を実践してみてくださいね!


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