洗濯ネット「3つの鉄則」

洗濯ネットのサイズ比較、大きすぎるネットとジャストサイズのネット お洗濯の知恵と物語
清潔な洗濯スペースに並ぶ様々なサイズの洗濯ネット。丁寧にたたまれた衣類がぴったり収まっている様子

ジャストサイズを選ぶことに加えて、洗濯ネットの効果を最大限に引き出すためには、以下の3つの基本的な使い方を守ることが重要です。

大きすぎるネットでは衣類が偏って動いてしまい、ジャストサイズのネットでは衣類が固定されて安定します。

1.原則「ネット1枚に衣類1着」1枚のネットに複数の衣類を詰め込むと、衣類同士が重なり合って汚れが十分に落ちなくなるだけでなく、中で衣類がこすれ合い、生地を傷める原因にもなります。手間を惜しまず、1つのネットには1つの衣類を入れることを徹底しましょう。

2.衣類は「たたんで」入れる衣類を無造作に丸めて入れるのは厳禁です。しわや型崩れを防ぐため、必ずネットの大きさに合わせて丁寧にたたみ、ぴったりと収まるように入れましょう。特に汚れが気になる袖口や襟元は、外側になるようにたたむと効果的です。

3.装飾のある服は「裏返して」入れるビーズやスパンコール、プリントなどが施された衣類は、洗濯中の摩擦によって装飾が取れたり、他の衣類を傷つけたりする可能性があります。装飾を守るためにも、必ず裏返してからネットに入れるようにしましょう。

【特別ガイド】ニット・セーターを縮ませない洗濯術

家庭での洗濯失敗談で最も多いのが、ニットやセーターの「縮み」です。実は、洗濯ネットに入れるだけでは、ニットの縮みを完全に防ぐことはできません 。ウールなどの動物性繊維は、水と物理的な力(機械力)に非常に弱いため、洗濯機の「標準コース」で洗ってしまうと、たとえネットに入れていても縮んでしまうのです。

お気に入りのニットを長く着るためには、「ネットに入れる」ことに加え、以下のステップを実践することが不可欠です。

ニット・セーターの正しい洗濯・たたみ方

Step 1から4まで、ニットを平らに広げ、両袖を内側に折り、裾を半分に折り、ジャストサイズのネットに入れる手順。

1.洗濯表示を確認し、「おしゃれ着用洗剤」を準備するまず、家庭で洗えるか洗濯表示を確認します。型崩れや色あせ、毛玉を防ぐ効果のある「おしゃれ着用洗剤」を使用しましょう。「すすぎ1回」に対応した洗剤を選ぶと、洗濯時間を短縮でき、縮みリスクをさらに軽減できます 。

2.「袖たたみ」でジャストサイズのネットに入れるこれが縮み防止の最重要ポイントです。以下の手順でたたみ、衣類が中で動かないジャストサイズのネットに入れます。

•Step 1: ニットを裏返し、汚れている部分が外側になるようにします。

•Step 2: 両袖を身頃の中心に向かって内側に折りたたみます。

•Step 3: 裾を半分に折り上げ、ネットの大きさに合わせます。この「袖たたみ」が、洗濯中に袖が伸びてしまうのを防ぎます。

3.洗濯機の「おしゃれ着コース」で洗う必ず「手洗いコース」「ドライコース」「おうちクリーニングコース」などの弱水流コースを選びます。可能であれば、すすぎ回数を「1回」に設定しましょう。

4.脱水は1分以内、干し方は「平干し」が基本脱水時間が長いと、これも縮みや型崩れの原因になります。脱水は短く済ませ、形を整えてから、風通しの良い日陰で「平干し」するのが理想です。平干しネットがない場合は、竿に袖をたらさずにかけ、ニットの重みで伸びないように工夫しましょう。

まとめ:正しい知識で、お気に入りの服をもっと長く

洗濯ネットは、ただ衣類を放り込むだけの袋ではありません。衣類のダメージを防ぎ、美しく洗い上げるための、科学に基づいたツールなのです。縮みや型崩れを防ぐ鍵は、「大きすぎない、ジャストサイズのネット」を選び、「たたんで入れる」こと。そして、ニットのようなデリケートな衣類には、洗濯コースや洗剤選びまで含めた総合的なケアが必要不可欠です。今日から、洗濯ネットのサイズと使い方を見直して、お気に入りの一着を、もっと長く、大切に着こなしていきませんか。

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