こんにちは! 北九州市小倉南区で「ファミリークリーニング」を営んでおります、神林です。
少しずつ寒さが和らぎ、春の訪れを感じる季節になりました。 しかし、私たちクリーニング屋にとっては、ある意味で「戦い」の季節の始まりでもあります。
そう、**「花粉」と「黄砂」**です。
鼻がムズムズする、目が痒い…といった体調の変化も辛いですが、実は衣類にとっても、この季節は非常に過酷なのをご存知でしょうか?
特にここ北九州は、地理的に大陸からの影響を受けやすく、黄砂やPM2.5の飛来が多い地域です。 今回は、2026年の最新予測データに基づき、大切なお洋服を守るための対策を、クリーニングのプロの視点から徹底解説します。
🤧 2026年の予報:今年は「黄砂」の早期飛来に警戒!
まずは敵を知ることから。今年の傾向をチェックしておきましょう。
1. 花粉は「平年よりやや多い」
日本気象協会などの予測によると、2026年の花粉飛散量は以下の通りです。
- 飛散量: 例年比で約122%(平年よりやや多い)
- ピーク: スギ花粉は3月上旬〜中旬、ヒノキは3月下旬〜4月上旬
「去年(2025年)よりは少ない(約51%)」というデータを見て安心された方もいるかもしれません。しかし、去年が記録的な猛威を振るっただけで、**平年に比べれば今年は「多い年」**なんです。決して油断はできません。
2. 異例の事態!「冬の黄砂」
今年、私たちが特に警戒しているのが「黄砂」です。 通常、黄砂は3月〜5月の春先に飛んでくるものですが、今年はなんと1月中旬(1/17〜18)に、西日本で大規模な黄砂が観測されました。
これはかなり異例なことです。 冬のうちからこれだけ飛来するということは、本格シーズン(3月〜5月)には、さらなる大量飛来が予想されます。
👕 なぜ「花粉・黄砂」が衣類に悪いのか?

「服についても、払えばいいんでしょ?」 そう思っているなら、少し危険かもしれません。クリーニングの現場で見ていると、黄砂や花粉は単なる「ホコリ」とは全く性質が違うことがわかります。
理由①:黄砂は「空から降るヤスリ」
黄砂は、ゴビ砂漠などから飛んでくる鉱物の粒子です。成分にはカルシウムや鉄、アルミニウムなどが含まれており、顕微鏡で見ると角ばっていて硬いのが特徴です。
これが繊維の奥に入り込むとどうなるか。 繊維の中で**「ヤスリ」のように作用し、生地を傷めてしまう**のです。 また、水にも油にも溶けない「不溶性」の汚れなので、一度繊維の奥に入り込むと、ご家庭の洗濯機ではなかなか落ちません。白いシャツがなんとなく薄茶色にくすんでしまうのは、この蓄積が原因のことが多いのです。
理由②:花粉は「濡れると爆発する」
花粉も厄介です。実は花粉の粒子は、水に濡れると殻が割れて、中から「ペクチン」というネバネバしたタンパク質が飛び出します(これを「花粉爆発」と呼んだりします)。
このネバネバが繊維に絡みつくと、乾燥しても取れません。 さらに、これらが酸化すると頑固な**「黄ばみ」**の原因になります。「ちゃんと洗ってしまったはずなのに、翌シーズン出したら黄色いシミが…」という現象の一因は、これなのです。
🛡️ 家庭でできる!衣類を守る「3つの鉄則」
では、どうすれば大切なお洋服を守れるのでしょうか? 今日からできる対策をご紹介します。
鉄則①:基本は「完全部屋干し」

この時期、外干しは百害あって一利なしと言っても過言ではありません。 濡れた洗濯物は、花粉や黄砂を吸着する「磁石」のようなものです。
「お日様に当てたい」という気持ちは痛いほど分かりますが、この時期だけは**「室内干し」**を徹底してください。サーキュレーターやエアコンの除湿機能を活用すれば、嫌な生乾き臭も防げます。
どうしても外に干す場合は、100円ショップなどで売っている「洗濯物カバー」を使い、花粉が少ない「午前中の短時間」で取り込むようにしましょう。
鉄則②:柔軟剤は「静電気バリア」
洗濯の際、柔軟剤を使っていますか? 「香りは苦手だから…」と敬遠される方もいますが、この時期の柔軟剤は香りづけのためではありません。**「静電気防止」**のために必須なんです。
衣類が帯電していると、空気中の花粉や黄砂を猛烈に引き寄せてしまいます。 柔軟剤に含まれる成分は、繊維の表面を滑らかにし、静電気の発生を抑えるコーティングの役割を果たしてくれます。 外出前の「静電気防止スプレー」も非常に効果的です。
鉄則③:玄関で「シャットアウト」
帰宅時、そのままリビングに入っていませんか? 外を歩いたコートやジャケットには、目に見えない花粉や黄砂がびっしり付着しています。
- 玄関前で、手で優しく払い落とす(強く叩くと繊維に入り込むので注意!)
- 上着は玄関に掛ける(リビングに持ち込まない)
- すぐに部屋着に着替える
このルーティンを守るだけで、室内の花粉量は激減します。
👔 「プロのケア」が必要なタイミング
ご家庭でのケアには限界があります。 特に以下のような場合は、無理せず私たちプロにお任せください。
- ウールやカシミヤのコート(自分では洗えない、花粉がつきやすい)
- 黄砂でなんとなく黒ずんだ白い服
- 冬物をしまう前の「しまい洗い」
春の「しまい洗い」が服の寿命を決める
冬物をクローゼットにしまう前、**「見た目は汚れてないから」**と、洗わずにしまうのは絶対にNGです。 目に見えない花粉や黄砂、そして皮脂汚れが残っていると、保管中に虫食いや変色の原因になります。
ファミリークリーニングでは、通常の洗浄に加え、素材に合わせた**「防汚加工」や、次のシーズンまで清潔な環境でお預かりする「保管サービス」**も承っております。 かさばる冬物を預けて、クローゼットをスッキリさせませんか?
🌸 まとめ:2026年の春を快適に
今年の春は、花粉と黄砂の「ダブルパンチ」に加え、飛来時期も早まっています。 しかし、正しく恐れて、正しく対策すれば大丈夫です。
【対策チェックリスト】 ✅ 洗濯物は「部屋干し」一択! ✅ 柔軟剤で「静電気バリア」を張る ✅ 帰宅したら玄関で花粉を落とす ✅ 冬物をしまう前は必ずクリーニングへ
大切なお洋服のケアで迷ったら、いつでも北九州の「ファミリークリーニング」にご相談ください。 皆様がこの春を、おしゃれに、そして快適に過ごせるよう、全力でサポートさせていただきます!
(文:ファミリークリーニング 神林)


コメント